2013年12月3日火曜日

奈良もいいが


たまには京都もいいものだ。

11月30日、久方ぶりに京へ繰り出す。


清水寺と高台寺と知恩院のライトアップの入場行列で

歩けたものではなかったが、

そのにぎわいこそ東山参道。

しかし

心無しか紅葉が上品に見えるのはなぜだろう。


19:30より祇園へ。

以前台湾公演でご一緒したBACHI-HOLICさんのLIVEに。

コンセプトは「国産ロック」

いい響きだ。

熱いステージに笑みがこぼれた。

メンバーの皆さんに感謝感謝。


明年の1月4日大阪、5日奈良、19日京都。

頑張ろう。

いっぱい来てもらおう。

そう、

いっぱい。

全国から。。。。

2013年3月7日木曜日

四季

私たちは

仕事柄、様々な場所へ行く。

マイクロバスから変な音がするくらい

近所から遠方へと

とにかく色々な所へ行く。

振り返ってみれば、行った事の無い都道府県が

もう無くなってしまった。


そんな私の一つの楽しみが、公演先での散策である。

リハーサル前でも必ず出かける。

会場付近に城があれば尚更だ。

公演直前の城攻めは自殺行為とわかっていながら

どうしてもやめられない。

コンサート会場の横が山城だとゾッとしたものだ。

城はさておき、

自身がこれから演じる、場所を、空気を、人を、(城を)、季節を

全身で感じたいのだ。

光陰矢の如し


思えば面白くもおかしな生活である。

楽器をトラックに積み、高速道路を走り目的地へ。

会場に着くと楽器をトラックから降ろし

丸一日かけて公演のセッティング。

夕方になると衣装に身に纏い精魂込めて太鼓を打つ。

興奮冷めやらぬまま楽器をトラックに再度積み込み

次の会場近くの宿舎へ。

「旅の生活」とは言うものの

ホテルとホールとコンビニの3カ所しか行かなかった

なんて事がよくある。



充実の故か、移動生活の故か

季節を感じる間もなく年を重ねる。


春が来た、梅だ桜だ花見だと浮かれていたら

気がついたらスキー板の上に。



まさに光陰矢の如し、一年は一瞬である。


会いに行く季節


そんな生活を長年続けたせいか、

どうやら無理矢理に

季節を感じに出歩く習慣が付いていたようだ。



最近いらぬ心配をしてみたりする。

それこそ「四季」という感性が無くなったら

日本人らしく無くなるのではないかと。


日本ではありがたくも

新聞雑誌広告が季節の変化を教えてくれる。

桜名所情報、スキー場情報、海開き情報

ただ私はこのような方法で季節の変化を知る事を

「後手に回る」と勝手に言っている。


季節の変化を知るのと季節の変化を感じるのとでは

大きく意味が異なるからだ。


まとまりの無い文章になったが、


日の傾く方向、木々のつぼみ、空気の湿り

そういった細やかな一つ一つから

四季の移ろいを感じとる。

そんな、

外見とは裏腹な繊細な感性を

身につけたい


たった今横浜から帰った

宇野寛至でした。












2013年3月2日土曜日

晴れた日は。



一日天気が良いと、


おっさんなのに、なんだかワクワクします。


いやむしろ、


おっさんだからこそ、ワクワクするのだろう。





以前、日照時間と鬱病の関係を新聞の記事で目にしました。


「秋冬の寒い季節、短い日照時間の影響で気分が落ち込み、


冬期うつ病を発症する人が増加。」


短く言うとこんな感じです。



[セロトニン -Serotonin-]



人は太陽光を浴ることにより、


心のバランスを整える神経伝達物質「セロトニン」を分泌。


つまり、太陽光不足がこのセロトニンの分泌量を減らし


気分の落ち込みの一つの原因を作るとかなんだとか。


なるほど、


天気のいい日、おっさんがワクワクしてしまうのも頷けます。



さらに記事によると、


「起きてすぐに太陽の光を浴びる」


「規則正しい生活」


「栄養バランスの整った食事」


「適度で軽いリズム運動」


それらがセロトニンを増やす秘訣とありました。



そう思うと我々の生活。


「明るい陽の下でランニング」をして、


「おいしい食事」を頂き


「適度ではない激しいリズム運動」(太鼓)











本当に健康な生活をさせてもらってるのだと


あらためて感謝です。




演奏中、時にノルアドレナリンが分泌されてしまう私たちですが


コンサートを見たお客様が隣の人に、


「アンタ、セロトニンでてるで!」と言ってしまう程の


癒しと感動をお届けしたい。



そんな意味不明な決意を胸に秘め、


明日への夕日を瞳に映し、


ヨダレが止まらない鹿でした。










2013年2月28日木曜日

必ず春は来る



築120年の町家に大きくの一文字


"古き良き"が建ち並ぶ町ならまち。


そこに佇む一軒のお店、


洋食 春。


オーナーの中林さんと知り合ったのは一冊の雑誌がきっかけでした。





「なんて凄い人だろう」


22歳の時、手に受けた傷がもとで治療法の見つかっていない大病を患ってしまう。


料理人としての復帰を目指し治療を続けていたが、


無情にも左腕切断。


海外の医療現場においては、この病を発症した人の社会復帰はほぼ


不可能だったそうです。


—料理人—


親しい友人ですらその復帰を絶望視していました。



しかし、そんな困難な状況の中で、


必ず春は来る


二人三脚で歩んだ医師の言葉を胸に


中林さんは一つの夢に向かって不屈の前進を始めました。




ここでは書ききることのできない、


あらゆるマイナス要素を踏み越え


2011年10月、念願の洋食店をならまちにオープン。


平坦ではなかったであろう道程。



先日お店にお邪魔した折、


「あらゆる事に感謝できるようになりました。」


破顔一笑語っておられました。





優しい笑顔に深いまなざし。


自身に打ち勝ち、挑戦という姿勢を崩さない、


鍛え抜かれた生命の力を深く深く感じました。








そんな中林さん、


今年、新たな事に挑戦する予定。


一体その挑戦とは。


またここで報告させていただきます。




奈良にお越しになりましたら、


洋食 春


是非行ってみてください。


もちろん、・・・美味しいです!




洋食 春
tel 0742-24-5187
水曜定休日(祝営業)
営業時間 11:30~21:00




そしてこちらは

なんだか元気になる中林さんのブログです。









2013年2月25日月曜日

打つ景色

当たり前のことですが

舞台には見る側と見せる側があります。

それゆえ、使う楽器にも

表と裏という一つの決まり事ができます。


長年この世界にいるので

今では当たり前になってしまった

裏のアングル。



この打つ景色は、

私たち太鼓奏者に

喜び、闘争心、プレッシャー、充実感、感謝等

様々な感情を沸き立たせます。



いつまで見れるか解らないこの景色

故に、一瞬一瞬を悔いなく

力を込めて打てるように。

心を込めて打てるように。





2013年2月23日土曜日

地味で地道な近道



一人、


稽古場で繰り返し打ち込んでいました。


幾度となく演奏した曲ですが、


ひとたび終えるとまた繰り返す。



卓越した技術が、必ずしも人の心を打つわけではない。



この終わり無き地道な修練が、


心打つ、何かを創り上げるに違いない。



2013年2月22日金曜日

自分のブログ

いまさらですが個人ブログをはじめました。


あすか組のメンバーブログが無いという声を以前から頂いていたので


作らねば作らねばと思い幾星霜。


めんどくさかったので、


とりあえずFacebookでごまかしてましたが、


もっとメンバーのことを紹介しよう、出会った大事な人々を応援しよう、


更には今まで撮りためた写真をぶちまけようと、


始めることにしました。



ブログ初心者ですが、どうぞ宜しくお願い致します。


今日の作品モデルはあすか組メンバー陶山寛太氏にお願いしました。